こんにちは。配車ステーションプロジェクトディレクターです。
ビジネスの成功には多くの場合、足し算よりも引き算が必要です。これから話すiPhoneの成功例からは、重要なのはデザインや機能を足し算することではなく、不必要なものを取り除くことが重要であることがお分かりいただけると思います。
iPhoneが教えてくれたビジネス戦略とは?
iPhoneは、2007年に発売され、市場にニューウェーブを起こしました。それまでの携帯電話は、ナンバーボタンの他にボタンを追加したり、折り畳み式デザインを採用したり、多くのものを追加しながら代を重ねていきました。しかし、Appleは、シンプルで使いやすいデザイン、直感的なタッチスクリーン、ホームボタン以外のボタンの排除など、不必要な機能を引き算した製品として市場でイノベーションを起こしました。
ビジネスにおいても同じことが言えます。成功するためには、機能やサービスを追し加して提供することばかりに目を取られるのではなく、何を取り除くかを考えることも重要なのです。ビジネスにおいて引き算を行うことは、時間とコストの削減にもつながります。そして、必要なものに注力することで効率を高め、顧客により良い価値を提供することができるようになります。
しかし、分かってはいても中々引き算はできないもの。どうしても足し算をする方が強いビジネスがつくれるような気がしてしまいます。そんな時は、木の槍先をイメージするといいでしょう。槍先で確実に獲物を仕留めるためには、槍先に他に尖ったものを沢山付け足せば良いというわけではありません。一撃で獲物を仕留める槍にするためには、削って先端を尖らせる方法が良いでしょう。ただ、これも注意が必要で、削りすぎてしまうと槍が短くなりすぎて使い物にならなくなります。ビジネスでも同じように、引き算しすぎてしまうと危険です。
まとめ
これまでの話から分かるように、ビジネスの成功には引き算が必要な場面があります。しかし、その場面、そのタイミングをしっかりと見極めなければ、成功することは難しいでしょう。皆さんもビジネスの引き算を使いこなして、市場でイノベーションを起こし、成功を手にしてください。