トラックの荷積み、荷卸しに欠かせない「フォークリフト」。今回は、フォークリフトの種類をご紹介します。
フォークリフトとは
フォークリフトとは、油圧によって上下・傾斜する車体の前部のフォークを使って荷役を行う運搬車両のことをいいます。主に工場、倉庫、空港などで貨物の荷役作業に使用されています。
大きく分けて5つの種類があります。
・カウンターバランスフォークリフト
・リーチフォークリフト
・サイドフォークリフト
・ウォーキーフォークリフト
・マルチディレクショナルフォークリフト
カウンターバランスフォークリフト
よく見るタイプのフォークリフトです。荷物を持った時に傾かないように、フォークリフトの後方に重りをつけてバランスをとっています。そのため転倒しにくく、安全性が高いのが特徴です。また、フォークの上昇速度が速く、作業効率も良いです。ただ、リーチ式と比べて小回りが利きにくいので、狭い場所での作業には適していません。
リーチフォークリフト
車体を固定したままフォークだけを前後に動かすフォークリフトです。小回りが利き、屋内などの狭い場所での使用に適しています。重心が高いため安定感にやや欠けます。また、積載荷重が少なく、重量のある荷物を運搬するのには適していません。
サイドフォークリフト
車体の横にフォークが付いている、鋼材・木材・カーペットなどの長尺物の荷役に最適なフォークリフトです。
ウォーキーフォークリフト
歩きながら操作するフォークリフトです。車体が小さく、最も小回りが利くため、他のフォークリフトが入れない場所での荷物の移動に適しています。また、エレベーターでの移動も可能です。
マルチディレクショナルフォークリフト
フォークを前後左右に動かせる、汎用性の高いフォークリフトです。進行方向を変えるときに、わざわざ切り返す必要がなく、狭い場所での作業に適しています。
必要な資格
最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転するには、労働安全衛生法によって定められた国家資格「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。
最大積載荷重1トン未満のフォークリフトの場合、「フォークリフト運転業務に関わる特別教育」を受ければ、フォークリフト運転技能講習修了証がなくても運転できます。
まとめ
事故やケガがないよう安全に作業しましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。今日も一日ご安全に!
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